最初に言います。
私は、このコミックの、熱烈な読者であります!
『おじさまと猫』1~9巻まで発売中(2022/9現在)
10巻は2022/11/11発売予定です♪
出版 | スクエア・エニックス/がんがんこみっくすpixiv |
発行 | 2018/2/22 一巻発売 2022/9現在 9巻まで発売中 |
著者 | 桜井海 |
実はたえさんは、実写ドラマから入りました♪
あらすじ
お前に出会えたことが幸福だから
ふくまるだよ
ペットショップで売れ残っていた一匹の成猫。
日に日に値段が下げられ、見向きもされず、諦めていた猫の前に一人の男性が現れる。
彼が告げた言葉とは…
「私が欲しくなったのです」
これは誰かに愛されたかった猫と
おじさまの、心温まる日々を紡いだ物語。
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「ふくまる」は、猫種でいうと、『エキゾチックショートヘア』になります。
こんなお顔(笑)
『ふくまる』の柄は、ちょっと特殊なのかな? なので探せませんでしたが。
お顔はこんな感じですね。
『愛されるブチャカワちゃん』です💓
『おじさまと猫』のオススメポイント
では、「おじさまと猫」をおすすめしたいポイントをお話しますね。
- 猫を飼ってていた人なら、何度もウンウンと頷ける
- 悪い人間も悪い猫もいない、心洗われる登場人物たち
- いっぱい笑って、いっぱい泣けるストーリー
さっき通しで読み直したのですが、笑いすぎてお腹痛い(笑)
猫を飼ってていた人なら、何度もウンウンと頷ける
もともと、こちらの作品は、桜井海さんがご自身のTwitterで発表した作品です。
そこから、猫好きの皆さんの間で瞬く間に広がり、その人気は猫好きのみならず、といった感じで成長したお話です。
とにかくですね。猫が好きな人なら、何度も何度も
「うんうん、そうなのよ!」
と激しく頷けるようなエピソードがいっぱいなんです(笑)
ストーリー自体もそうなんですが、時折、織り込まれている四コマ漫画がまさにそれ。
猫を飼ったことがある人しかわからない「あるある」がたくさんで、
「そうなのよおおおお!😆」
と、1人ジッタンバッタン、身もだえました(笑)
猫好きの人が、猫好きの人のために描いてくれたような作品だと思います。
飼っていたにゃんこたちも、ふくまるのように色々考えていたかもしれません(笑)
悪い人間も悪い猫もいない、心洗われる登場人物たち
2022年9月現在、「おじさまと猫」は9巻まで出ていますが、ここまでに1人として、心底悪い人間というものが出てきません。
ですから、「この人も裏切るんじゃないかな」だとか、「嫌な感じの心苦しさ」を感じるような漫画ではないということです。
主人公は、猫の「ふくまる」ですが、もう一人の主人公「神田冬樹」(おじさま)を始め、とにかく個性の強いキャラクターがたくさん出てきます。
神田は世界の四大ピアニストの1人とも言われていた超絶美形おじさまですが、最愛の奥様と死に別れてしまい、以来おじさまの心も死んでしまっていました。
しかし、ふくまると出会ったことで、少しずつ笑顔が戻り、巻を追うごとに人として「成長」しているのが見てとれます。
「おじさま」と呼ばれる年齢なんですが、それでも人として成長していけるって、素晴らしいですよね✨
神田の親友「小林」は、距離感の取り方が上手いのか下手なのかわからない、とにかく豪快な男。
ピアニスト「日比野」は、神田にコンプレックスを抱いている、超ひねくれ者ですが、いつしか猫仲間。
神田の今の同僚「森山くん」は、神田の正体を知らないまま同僚として神田を尊敬する元気な若者。
他にも、神田の娘や息子などなど。
どの人をとっても、なんていうかキャラクターが「たっている」ので、それぞれの背景も楽しめるわけです。
楽しめるからこそ、登場した際は、
「なに、こいつ😠」
と思うようなキャラクターでも、後々とても人間味のある憎めないキャラクターになっていたりするのです。
そこのところの「描き方」が上手だなあ、といつも感心しています。
ちなみにたえさんは「小林」が好きですよ(笑)
いっぱい笑って、いっぱい泣けるストーリー
この「おじさまと猫」という作品は
3割泣いて、残りの7割は、お腹を抱えて笑える作品です。
この作者さんは、言葉の使い方や、テンポがとても良いので、本当面白いシーンは笑う笑う(笑)
いやあ、私、好きなタイプの「笑い」です♪
今回、この記事を書くにあたり、もう一度最初から今出ている最後の巻で読み直したのですが、やっぱりめっちゃ笑いました(笑)
ここでもやっぱり、それぞれのキャラクターの個性が光りまくっていまして。
きっともう一度読み返しても、笑ってしまうんだと思います(笑)
残り三割の「泣き」も、とても上手に描いてくれているんですよね。
そうなるってわかっている展開でも、コマの作り方や言葉の選び方で、より深い感動になっちゃって、こちとら涙ボロボロですよ。
ちょっとだけネタバレですが……。
もうこんな風に、描き方素晴らしすぎて、毎回違った意味でも感動です♪
あとは、神田の亡き妻に対する想いの深さにも、毎回感動させられます。
1人の人を愛し続けるって、当たり前のことなんだけどできていない人が意外にも多い昨今、神田は美形だからではなく、きっとこういうところで人を惹きつけるんでしょうね。
ちなみにたえさんは、ふくまるがお姉ちゃんたちとも再会できるエピソードも大好きです♪
『おじさまと猫』をオススメしたい人
こんな人にはぜひ読んでいただきたい!
- 猫を飼っている人、飼っていた人、これから飼いたい人
- 自分の性格、性質に悩んでいる人
- 猫の気持ちをなんとなく知りたい人
この作者さんは、きっと『おじさまの奥様』のような人に違いない
猫を飼っている人、飼っていた人、これから飼いたい人
これまでに猫を飼っていたり、今まさに飼ってます、って人はきっと、この漫画を読むと、
「あるある!」
って身悶えますよ(笑)
それから、もしかしたら自分のにゃんこも、ふくまるたちのように、とても感情豊かなのかもしれないと思えてしまうんです。不思議なんですけれどね。
ですから、「これから飼いたい」と思っているそこのあなた様!
この「おじさまと猫」を読んで、まずは飼い主としての心得と、そしてにゃんこたちの気持ちを知ってみてはいかがでしょう。
確かに細かな飼育方法なんてものは載っていませんが、にゃんこに対する気持ちの持ち方だとか、そういう「飼い方の本」には載っていないようなところが学べると思いますよ。
猫にだって、ちゃんと感情はありますからね
自分の性格、性質に悩んでいる人
実は……。
この「おじさまと猫」に出てくる、個性豊かな登場人物たちですが、1人1人がけっこう重たい過去を持っていたりするんです。
神田は妻に先立たれて、ピアニストとしてコンサート会場に立っていられなくなるほど、憔悴していました。
幼いころから、母親にいろいろと押し付けられるような環境にあったからか、気持ちをうまく表現することができなかった神田にとって、まさに太陽のような人を失ったからです。
他にも、一方的に神田をライバル視していてる「日比野」も、母親が破天荒すぎて癖のありすぎる性格になってしまっているし。
常に元気いっぱいな森山くんにいたっても、弟との確執など。
とにかく、何か一癖ある人生を送ってきた人たちばかりなんです。
そんな人たちが、にゃんこと触れ合っていくことにより、少しずつ考え方に変化が出たりだとか、心が解きほぐされていくと言いますか。
人としての成長を遂げていくストーリーでもあるんです。
ですから、「おじさまと猫」を読むと、癒されながらも、どこかスッキリとした気持ちになれるのかもしれません。
人にはそれぞれ、それぞれの悩みがあるんだと、再確認できます。
猫の気持ちをなんとなく知りたい人
「おじさまと猫」は、人間視点から見る『神田視点』と、ふくまる視点から見る「猫視点」が織り交ぜられています。
神田視点だと、ふくまるはただ、ニャアニャア鳴いているだけ。
ですが、ふくまる視点だと、ふくまるにはちゃんと神田の言葉が耳に入ってきて、理解できているんです。
たぶんですが、実際もこんな感じなんじゃないかなぁ、と思ったり。
猫だって、はっきりと人間の言葉を認識しているわけではないと思いますが、言葉の響きや声のトーンとか、そういうものでいろいろ判断しているんじゃないかなぁって。
自分を呼んでる主の声には敏感だったりしますもんね(笑)
そんな感じで、もしかしたら自分のにゃんこも、ふくまるたちのようにいろんなことを考えて、泣いて笑ってしているのかもしれないと思わせてくれる作品なのです。
人間も、にゃんこの鳴き声で判断できたりすることもありますから、実は相思相愛なのかもですね(笑)
実写ドラマにもなりました!
そう。実は、たえさんは若い頃から、大の「おじさま」好き……(笑)
よって、「おじさま」が「にゃんこ」を愛でるドラマだとぅ!? と、飛びつきましたよ(笑)
しかも、実はの実は、この「おじさまと猫」というコミックも、ずいぶん前から知っていまして。
理由は上記の通りです(笑)
なかなか読む機会がなかったので、とりあえずドラマを見てどんな内容かなあ、って感じだったんですが、ええ……見事にはまりました(笑)
実写版『おじさまと猫』詳細
2022年9月現在、『おじさまと猫』は、Paravi 他で配信されているようですね。
配信されていないところもあるようなのでお気をつけください。
こちら、放送は、2021年1月7日(6日深夜)から3月25日(24日深夜) テレビ東京系にて放送されていました。
出演
これがなかなかの豪華メンバー✨
- 神田冬樹 ➡ 草刈正雄さん
-
いやもう、ナイスキャスティング✨ 実際、このドラマを思い切って見ようと思ったのは、草刈正雄さんが主演ということもありましたのよ。←だからおじさま好きなんだって
コミックの神田冬樹は釣り目の細目設定ですが、ドラマの草刈さんの、たれ目気味の優しいまなざしも、これはこれであっていたと思っています✨ きっと、ふくまるを見ている神田の目も、こんなだろうと思ったし(笑)
なにより、演技力がやっぱりすごいですよね!
………好きだ……💓(渾身の呟き)
あと、何がすごいって……。それは、「ふくまる」の欄でご紹介♪
- ふくまる ➡ 動くぬいぐるみ 声:神木隆之介
-
そう。今回、何が衝撃だったって。
ふくまるがぬいぐるみだったことーーーーーーー!
そうなんです。ふくまる、動くぬいぐるみでした……。
本物の猫のように、するり、ぬるりと動く感じではなく、コトコト動く感じでもありました。
なんてこと!😱
いや、確かにたえさんも、最初は、「これはないだろ」と思っていたんですが、いやはやいやはや。
もしここで挫折した方がいらっしゃったら、ちょっと勇気を出して観てくださいよ。
このぬいぐるみの変な動きを、名子役から立派な俳優さんに成長した、神木隆之介くんが、そりゃあもう、かわいらしい熱演であますことなく補ってくれていますから!
これね、神木くんの演技力なくしては、成功しなかったドラマかもしれませんね。ぬいぐるみでやってしまうのなら、ということですが。
だってたえさん、上の伏せた感動シーンにも書きましたが、このシーンの熱演ぶりに、テレビの前で号泣してましたから。
人間とぬいぐるみの絡みなのに……(笑)
つまり、ぬいぐるみのふくまるが、本当に生きている猫のように思えた(見えたではない)のって、素晴らしいと思うんです。
これも、ぬいぐるみに命を吹き込んだ神木くんと、ぬいぐるみ相手に熱演を繰り広げた草刈さんの実力のなした奇蹟です✨
本当、ふくまるのキャスティングで挫折した方は、ぜひ、一度ご覧になってほしいな、と思います。
最後に
いやあ、つい熱く語りすぎてしまった(笑)
私はたいてい、本を紹介する時には、一度読み直してから記事を書くようにしています。
より新鮮な気持ちで書けるからです。
『おじさまと猫』は、これまでも何回も読み直していますが、また今回も泣いて笑いました♪
読んだ後には、なんかこう「頑張ろう!」とか「心が幸せ♪」と思えてしまうから不思議です。
猫好きのみなさんならずとも、心が温まるお話の好きな方は、一度読んでみてください。
たえさんは胸を張って言います。
と✨
そんな超オススメ本の紹介でした♪
追加情報です♪
なんと!
とうとう、「おじさまと猫」の絵本が発売されます♪
わーーい♪ 待ってましたー✨
絵本になると発表されたのは、去年だったか、一昨年だったか。
延びでしまって残念ではありましたが、とうとう発売日が決定されたそうです💓
ええ、もちろん、買いますよー!
甥っ子、姪っ子たちにもプレゼントしようかしら、と考えています♪
絵は、スマホゲーム「おじさまと猫」
の、絵柄のようですね♪ かわいい💓
こちらももちろん、遊んでいますよー♪
発売は、2022年11月11日予定!
クリスマスが近いですよ♪
お子様などへ、プレゼントにいかがですか?💓
Originally posted 2022-09-19 16:29:15.
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