以前、たえさんの別ブログでちらりと紹介したのですが、諸事情で記事は今閉じています。←リライトするつもりが、ずるずるとそのままに……。
なので、こちらで紹介し直します(笑)
それが、こちら!

そう、私が小さな頃に、NHKでやっていた、『人形劇三国志』の小説です♪
『人形劇三国志 上・中・下』
出版 | 集英社 |
発行 | 上巻 ➡ 1983/6/15 中巻 ➡ 1983/8/15 下巻 ➡ 1984/1/15 |
著者 | 小川英/田波靖男 |

もちろん、リアルタイムで『人形劇三国志』を観ていましたよ
『人形劇三国志』って、そもそも何?

遠い遠い昔、たえさんがはまりにはまっていた、人形劇です(笑)
いや、そんなざっくりした説明はおいといて。
人形劇『三国志』は、日本でもよく知られている中国の古典を原案に、古代中国で繰り広げられた三国(魏・呉・蜀)興亡の一大ロマンを劇化。漢王朝の血を引く青年・劉備(りゅうび)と関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)が曹操(そうそう)、孫堅(そんけん)といった英雄・豪傑を相手に、天下統一と漢王朝の再興を目指す物語だ。
NHK『人形劇三国志』
そう。
今では、コーエーさんが出されている『三國無双」とかのゲームのおかげもあり、若い人たちもよく知っている物語ですよね。
たえさんは、この作品で、『三国志』、というものを初めて知り、未だにファンであります。

もちろん『三國無双』はずっと遊んでいます
とにかく何もかもが斬新な人形劇
実は、この『人形劇三国志』よりも前から、たえさんはNHKの人形劇にはまっていました。
それが、

『プリンプリン物語』です✨
おう、懐かしい! 今でも物語の中で歌っていた歌とか、おぼろげに覚えてますよ。それぐらい大好きでした♪
で、この『ブリンプリン物語』が終わっちゃって、がっくりしていたところに始まったのが、『人形劇三国志』です。
とにかくね。当時のたえさんは何もわからなかったのですが、今思えば何もかもに、素晴らしいクオリティー✨

私は実は、ヘドロの歌が一番好きでした(笑)
司会進行
こちらには、その頃大人気だった漫才コンビ『紳助・竜介』が担当。
言わずもがな、島田 紳助さんと、松本 竜介さんの、当時は押しも押されぬ人気コンビです。
こちらの2人が『紳々(しんしん)、竜々(ろんろん)』という名前のキャラクターになり、本当にびっくりするぐらいソックリの人形の声を担当していました。
もう、本当に漫才のノリで(笑)
記憶の中では、確か、冒頭に出てきて、ちょこっと前回の解説なんかを話してくれていたような。
物語の途中にも何度も出てきて、時には黄布党の雑兵だったりとか、そんな感じで出演していました(笑)

もちろん、お2人は、関西弁でしたよ(笑)
脚本
これがまた豪華!
私もずいぶん大人になって知ったのですが、なんと『太陽にほえろ』の脚本なんかを担当されていた、小川英さんと、田波靖男さんが担当✨
『太陽にほえろ』も、たえさんはよく見ていましたよ。
まだ子どもだったんですが、「殿下」が大好きでした💓←やはり「おじさま」好き…
それはおいといて。
このお2人だからこそ、あのハラハラドキドキでもあり、時におもしろおかしくもあるようなストーリーが作られたんですね。
納得です。

今でも「殿下」のラストは覚えています(泣)
テーマ曲(オープニング・エンディング)
こちら、なんと担当は、YMOの細野晴臣さんが手掛けていらっしゃったようです✨
これもずいぶんと大人になって知り、わおう✨と思ったものです。
オープニングの歌は、DAMだったかjoysoundだったか。どっちかにカラオケ入ってるんですよね♪
なので見つけたらよく歌ってしまっています(笑)

とにかく、その時代の寵児たちが集結って感じで身震いします
巨匠・川本喜八郎先生の生きているような人形たち
この『人形劇三国志』を語るのに、絶対に外してはならないのが、川本喜八郎先生です!
とにかく、美しい!! そしてなにより、精巧!
当時のたえさんが驚いたのは、その表情がクルクル変わること!
その前に見ていた『プリンプリン物語』は、瞳こそ動くけれど、他は何も変わらない感じだったのです。
でもそれが当たり前のこと、と幼い脳は認識していたのですが、ところがどっこいですよ。
『人形劇三国志』の人形たちは、そりゃあもう、表情豊か!
てね。
幼いころは思っていたのですが、大人になって見てみると、なんとプリンプリンと同じく、口許とかいろいろ動いていないのです。
おかしいでしょう? 小さな頃は、本当に動いているように見えたんですよ。
その秘密が、
主役となる人形の動きにもこだわり、一体の人形が、照明の当て具合や顔の向き、肩や腕の動き、仕草によって、個性や感情を訴えてくるよう工夫。悲しいときは肩をがっくりと落とし、首をうなだれ、怒ったときは肩をいからせるなど、表情豊かな人形たちの演技に思わず引き込まれる人も多かった。
NHK『人形劇三国志』
これです✨
そう。こうやって人形の動き1つ1つに徹底的にこだわって撮影していたからなんですね。
これもどれも、川本喜八郎先生の作り上げた、生きているかのような人形たちがあってのこと。
いやもう、本当、何回見ても好き!

できればおうちに一体欲しいぐらい好き❤
人形たちの声を、声優さんではなく俳優さんが担当

今でこそ、よく俳優さんや女優さんがアニメなどの声優をしていたりすることがありますよね。
ですが、当時はかなり珍しかったんじゃないかなぁ。
たえさんは小さかったので、声優だとか俳優だとかはよくわかっていませんでしたが(笑)
(声優さんにはまるのは、その後、本屋で立読みした「この声優さんは、こんなキャラクターも演じている」という本を見て、びっくり仰天したのがきっかけです)
ここに当時のキャストをご紹介します。
- 谷隼人さん
-
玄徳 ➡ 主役ですね!
て、典韋も谷さんだったとは!
- 石橋蓮司さん
-
関羽 ➡ 玄徳の義弟。まさに義の男✨
張角、袁紹、劉表、馬騰、諸葛瑾、馬良、仲達、姜維、荀彧ほか
ち、張角も!? 孔明のお兄ちゃんも!?
- せんだみつおさん
-
張飛 ➡ 玄徳、関羽の義弟。おっちょこちょい(笑)
夏侯淵、陳宮、張松、龐徳、程普、孟優、夏侯楙ほか
せんださん、なかなかの名演技✨
ナハッナハッだけではなかったのね。 - 森本レオさん
-
孔明 ➡ 諸葛亮孔明。知らない人いるんでしょうか?
呂布、公孫瓚、何進、郭嘉、許褚、蔡瑁、劉琦、曹丕、呂蒙、夏侯惇、法正、厳顔ほか
まって。呂布も!? 気づかなかった。惇も!?
- 岡本信人さん
-
曹操 ➡ 玄徳の永遠のライバル
董卓、周瑜、陸遜、伊籍、魏延、関平、曹叡ほか
周瑜や関平! いや、演技幅広い!
えーーー……。
実はたえさん、めっちゃバブってたころ、
これ……持ってたんですよね……。
でも忙しすぎて、まったく見る暇なくて、しかもそこからシングルマザーになり、怒涛の日々。
仕方なく手放したんですが。
いやああああ! 置いとけばよかったーー!
もっかい通しで聴いてみたかったです!
勿体ない事をしてしまった……。

それでも手放さなかったのが、下記の小説です
小説『人形劇三国志』は思い出の品
やっとここで、本題か(笑)
さて。この『人形劇三国志』の小説ですが、実は、私が『人形劇三国志』をあまりにも真剣に見るものだから、今は亡き祖父が買ってくれたものなんです♪
きっと祖父は
『まだ小学生になりたてなのに、「三国志」に興味を持つとは! し、神童かっ!?』
と感動したのではないでしょうか。うんうん。(妄想です)
まあ、それも爪の先ぐらいはあるかもですが、きっと女の初孫だった私なので、目に入れても痛くない可愛がりだったのですよ(笑)
なので、喜ぶと思って買ってくれたんだと思います。
それをずっと手元に残す私。
本当に嬉しかったからなんでしょうね。

じいちゃんは他にも、たくさん本を買ってくれました。
貴重な乱丁本✨
実は、たえさんの手元にある、この小説『人形劇三国志』ですが、なんと下巻が乱丁本なんですよね(笑)


なんか。子ども心に、得した気分になったのを覚えてます(笑)
得する意味もないんですが(笑)
そんな感じでもあり、この本をもらってからもう40年近くなりなすが、大切に、常に私の書棚にあるのです。

おそらくこれからも、この本は手放しません
最後に

今回は、本の紹介というよりは、『人形劇三国志』そのものの紹介になってしまいました感がぬぐえません💦
まぁ、でもたまにはいいではないですか✨
おかげ様で『グーグルアドセンス』の審査に受かりまして、その記念ということで(笑)
きっと、皆さんの書棚にも、こんな風に大切にしている一冊があるのではないでしょうか。
本てね、不思議です。きっと、今は読みたくなったら電子書籍などですぐに読めるのかもしれませんが、やっぱり手でしっかりもって、一枚一枚をぺらりとめくりながら読みたくなるんですよね。
そんな一冊を、まだ見つられていない方は、今後、そんな一冊と巡り合えますように✨


Originally posted 2022-09-21 15:48:46.
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